クリニック開業

クリニックのホームページの構成や機能などを解説します

今現在クリニックを経営している、もしくはこれからクリニックの開業予定がある先生たちのほとんどは、クリニックのホームページ制作を外注されていると思います。
サイトのデザインや構成、機能については制作会社に任せることになるでしょうが、中には先生ご自身で、ある程度ホームページを管理したい方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「ホームページについて、自分で簡単な修正などはできるようにしたい」
「ゆくゆくは自分でホームページを管理、運用したい」

このような考えをお持ちの先生は、本記事をぜひ読んで頂きますと、クリニックホームページの基本知識が得られると思います。

1.クリニックのホームページに必要な機能

1-1.最低限必要な機能一覧

必要機能 実装
難易度
利便性 性能 クリニックにとってのメリット
メニュー(ヘッダー、フッター、スマホ) グローバルナビ、フッター、開閉式メニュー(スマホ) 離脱率低下
滞在時間、ページ閲覧数増加
診療時間表 4×8程度の簡易的な表 診療時間の問い合わせが減る
お知らせ表示(NEWS) ファーストビュー(FV)、もしくはFV下に表示される
50文字程度のテキスト
患者さんにアナウンスできる
アクセスマップ Google地図の埋め込み(APIキー必要) ユーザビリティの向上
電話ボタン タップすると電話を発信するバナーが表示される 離脱防止
予約フォーム 易~高 ・2週間先までの15分ごとの、診療科ごとの、予約可否一覧表
・上記一覧表のリアルタイム更新(自動が望ましいが手動でも可)
事務作業の軽減
LINE友達追加 タップするとLINE友達追加できる PCであればQR表示される ・問い合わせがふえる
・離脱防止
フローティングバナー ヘッダー、フッター、ボタンの固定表示(スクロール時) 離脱防止

最低限、クリニックのホームページとして必要な機能を一覧にしました。
上記の機能は最低限知っておくと便利です。

1-2.追加で検討できる機能

 

機能 実装
難易度
性能 クリニックにとってのメリット
ポップアップ サイト訪問時、離脱時に表示されるバナー アピールできる
マウスオーバー表示 マウスオーバー サイトの閲覧時間が増える
メインビジュアルの切り替えや動き MVが時間経過で切り替わる(7~10秒) クリニックの良さをしっかり伝えられる
SNS連携(インスタ、X等) Instagram、X、フェイスブック、各アイコンボタンタップで共有 サイトのインプレッションアップ
サイト内検索 サイト内で特定のテキストで検索できる 対応疾患について知ってもらえる
言語切り替え 言語切り替えボタン 外国人ユーザー獲得
文字サイズ変更 テキストサイズ変更ボタン 年配層獲得
チャット 画面右下でオペレーターとチャットできる 受付の手間が減る(問い合わせ)
動画(youtube)埋め込み youtubeの動画をサイトで使用できる 問い合わせがふえる
カレンダー/先生の出勤 先生の出勤状況が記載されているカレンダー
CMSで先生が更新できる仕様
診療のクオリティが向上
カレンダー/レーザー空き状況 レーザーの空き状況が記載されているカレンダー
〇、△、×で残り枠を表示
問い合わせが増える
WEB問診 フォーム形式の問診表 事務の手間がへる
WEB受付 再診専用
WEB受付
事務の手間がへる
WEB診察券/検査結果確認 個人IDとパスワード発行
ログインすることで専用ページを閲覧
検査の結果を表示
医師、スタッフの手間が減る
WEB診察券/予約確認 専用ページにて予約状況を表示 事務の手間がへる
WEB診察券/ポイント状況 専用ページにてポイント状況を表示 リピーターの獲得
物販購入(オンラインストア) ECサイトのような仕様 売上アップ
素材ダウンロード(PDF等) タップ、クリックすることでPDFのダウンロードができる 権威性アップ
CMS連携(先生が編集しやすいようにカスタマイズ) ワードプレス連携 サイトの利便性アップ
オンライン診療 サイト内でビデオ通話 売上、問い合わせアップ
オンライン決済 クレカ登録
会計機能
事務の手間がへる
施術見積(料金シミュレーション、借入返済シミュレーション) 料金シミュレーター 売上アップ
YES/NO診断(選んでいくとおすすめの美容プランがでるイメージ) YES/NO診断 問い合わせアップ

1-3.外部ツールとの連携が必要な機能

  • カレンダー/先生の出勤
  • カレンダー/医療機器(レーザーなど)の空き状況
  • WEB問診
  • WEB受付
  • WEB診察券/検査結果確認
  • WEB診察券/予約確認
  • WEB診察券/ポイント状況
  • 物販購入(オンラインストア)
  • 素材ダウンロード(PDF等)
  • オンライン診療
  • オンライン決済

2.クリニック開業におけるホームページ制作の考え方

ホームページはクリニック開業と同時に公開し、集患や予約の問い合わせの手助けをしてくれる大切なツールです。開業と同時に完璧なホームページを用意しておきたいと考えられる先生もいらっしゃるかと思います。しかし、ホームページ制作は内容を充実させようとするとコストがかかりますので、本当に、必要かはよく検討する必要があります。
ホームぺージは後からでも必要な機能を追加していくことが可能であり、ある程度クリニック運営が安定してから機能を拡充するほうが低リスクです。
以下の表に、クリニックの機能と初期に必要なものと2年目以降に検討でよいものをまとめたので参考にしてください。

 

目的 HPの機能 初期導入 2年目以降でも可
HPの利便性 スマホ表示対応
HP上の操作性 メニュー(ヘッダー、フッター、スマホ)
追従バナー(スクロールしても画面に常に表示)
マウスオーバー(ポインターを合わせるだけで開く機能)
サイト内検索
言語切り替え
文字サイズ変更
クリニックの情報 診療時間表
お知らせ表示(NEWS)
アクセスマップ
カレンダー(予約空き状況、勤務表)
集患の導線 電話ボタン
予約フォーム
LINE友達追加
HPのクオリティ向上 メインビジュアルの切り替えや動き
youtube埋め込み
オンライン診療
事務作業の効率化 WEB受付/問診/決済
個別ログイン(検査結果や予約確認)
改善 計測
保守 バックアップ
CMS
その他 資料ダウンロード(論文などPDFデータ)
物販機能(カート機能)
見積シミュレーター(返済プラン)

3.まとめ

クリニックのホームページの機能などについてまとめましたが、参考になりましたでしょうか?

弊社では、有料コンサルを実施しております。
先生の想いの壁打ち相手から、開業エリア選定、物件選定はもちろん、事業計画の策定支援も行っております。
開業に際し、フラットに先生の意思決定をサポートさせて頂き、開業後の経営についてもサポートさせて頂きますので、是非一度お話を聞かせてください。
宜しくお願い致します。

 

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

TOP