これからクリニック開業を検討されている先生や、昔一度ホームページを作ったっきりで放置してしまっている先生方はこんなお悩みをお持ちではないでしょうか?
「開業予定のクリニックのホームページを作りたいけど、思ってたよりも高かった」
「すぐにホームページができると思っていたが、4カ月かかると言われ、開院に間に合わない」
「ホームページはあるが、スマホ対応していないので、作り直したい」
この記事では、クリニックのホームページをコスパよく制作できる会社の選び方について解説しています。
1.クリニックのホームページは医療ガイドラインに則る必要がある
クリニックのホームページは、一般的な企業のホームページとは異なり、医療の広告ガイドラインに則って作らなければなりません。
例えば、「当院の医療はどのような症例でも絶対安全です」という表現は規約違反となります。
※詳しくは、こちらの厚生労働省が出典している『医療広告ガイドライン』をご覧ください。
そのため、いくら格安だからと言って安いという理由だけでホームページを作ってしまいますと、修正箇所が大量に発生し、結局完成までに費用がかさむということもあり得ます。
2.ホームページ制作の費用の相場を知る
ホームページ制作の費用には通常馴染みはなく、値段が妥当なのか判断が難しい商品です。
まずは、一般的なクリニック用ホームページの費用感を知っておきましょう。
2-1.内科クリニック
呼吸器内科や循環器内科など、診療項目が増えれば増えるほど、ホームページ内でそれぞれの診療科でどのような症状に対応しているかなどを説明する必要があるので、ページ数が増え、費用も高額になります。目安として、呼吸器内科と循環器内科を診療していて、10~15ページで50万円ほどが相場となるでしょう。
保険診療だけではなく、自由診療を行っており、ホームページ上でもその検査を打ち出した内容にするのであれば、もう少し費用がかかる場合があります。
なぜなら、内視鏡検査などを保険診療外で行う場合は、競合クリニックもこだわってホームページをデザインし、人目に多く触れるように露出に力を入れている場合も多いので、そうゆうクリニックに集患を負けないようにするために自分たちもホームページを作りこみ、露出させるために広告費用をかけなければいけません。そのため、人目を引くようにデザインを作りこんだり、内視鏡検査の流れなどといったページを用意する必要があります。
実際に内視鏡を推しているクリニックのホームページを見ていただければわかると思いますが、綺麗な写真を使っていたり、おしゃれなイラストなどで作りこんだデザインになっています。
そのため、80~100万円程度が相場になります。
2-2.産婦人科クリニック
産婦人科クリニックも診療項目次第で制作費用は大きく変化します。保険診療をメインで診療していらっしゃるクリニックであれば、15ページ程度のボリュームで50~60万円程度で制作できると思います。しかし、自由診療の項目を増やせばそれだけサイトを作りこみ、ページ数を増やす必要がありますので、費用も大きくなります。
不妊治療、性病治療、ブライダルチェック、婦人科形成、などといった診療を行う場合はやはり+20万円程度の費用が必要です。
特に婦人科形成をメインで診療し、自由診療をメインで行うクリニックであれば、先ほど内科クリニックでも申し上げたように、ホームページを高品質にし、運用にも力をいれる競合クリニックが多くなるため、競合クリニックに埋もれてしまわないよう、自分たちもホームページを綺麗に整える必要があり、制作にかかる費用は大きくなります。
広告の手法として、SEO対策やリスティング広告、SNSマーケティングを行う必要があります。
その結果、制作費用も一気に高くなり、150~200万円が相場となります。
2-3.小児科クリニック
小児科クリニックはお子様と、その保護者の方に見てもらうことを想定して制作されているため、かわいらしいデザインで一見クリニックに見えないようなホームページもよく見受けられます。このようなホームページは特別費用をかけなければ作れないというイメージを持たれるかもしれませんが、実はそんなことはありません。
診療項目も多くなることはあまりないので、50~60万円でかわいらしいホームページを作ることができます。そのようなデザインになるかは、制作会社のデザイナーのスキル次第ではありますが、別途費用を払わなくとも、対応可能な制作会社はたくさんあります。
2-4.耳鼻咽喉科
耳鼻咽喉科も保険診療メインの診療科になりますので、ホームページ制作が高額になることはあまりありません。50~60万円ほどで15ページ程度のホームページを仕上げることが可能だと考えています。
2-5.形成外科、皮膚科
様々な診療科目の中でもホームページ制作費用が高額になる可能性があるのが、先ほどの婦人科形成と美容皮膚科です。
保険診療メインで皮膚科クリニックをされている先生も自由診療は用意してあることがほどんどですし、患者さんの支払も高額な場合が多いので、ホームページから案内をすることが必要です。
そのため、どれだけ自由診療をするかにもよりますが、やはり100万円程度は初期制作費用としてかかると考えておかれた方が良いです。
大手の美容クリニック規模になると、ホームページの運用も含めて1000万円以上かけているクリニックも多いと思います。
脱毛、シミ取り、美容など自由診療での施術が多く、医療機器も高額なレーザーを何台も導入しているので、経営安定化のためにも患者さんに来てもらえるよう、ホームページに注力すべきです。
2-6.クリニックホームページ制作費用、相場のまとめ
クリニックのホームページ制作において、費用が高くなるのは、自由診療が増えれば増えるほど、競合クリニックに集患で負けないように、制作費用も高くなると認識していただけるとわかりやすいのではないでしょうか。
3.クリニックホームページ制作会社の選定方法
3-1.インターネット検索
Googleなどで「クリニックホームページ制作」と検索してヒットする会社に問い合わせてみるのが最初のステップと言えるでしょう。
3-2.制作実績を確認
ホームページ制作会社を見るべきポイントで重要なのが制作実績です。そして、制作実績にクリニックのホームページがあるかどうかを必ずチェックしましょう。さらに診療項目も同じクリニックのホームページがあれどのようなサイトが仕上がるかのイメージがしやすいので同じ診療科があれば必ずチェックするようにしましょう。
3-3.問い合わせをする
ホームページの制作実績を見て、よいホームページが見つかれば費用や製作期間を問い合わせてみましょう
3-4.相見積りの依頼をする
最後の方法は、あいみつ会社に依頼をすることです。あいみつ会社を使うメリットはご自身の予算や診療科目、ホームページが必要な時期などを入力しておけば条件に合った会社から連絡をもらうことができるという、探す手間を省けることです。
4.まとめ
クリニックのホームページはクリニックの顔ともいえる非常に重要な広告ツールです。また、予約システムなどと連携することで患者さんがスムーズに予約ができるので、ぜひホームページを用意しましょう。
弊社では、有料コンサルを実施しております。
先生の想いの壁打ち相手から、開業エリア選定、物件選定はもちろん、事業計画の策定支援も行っております。
開業に際し、フラットに先生の意思決定をサポートさせて頂き、開業後の経営についてもサポートさせて頂きますので、是非一度お話を聞かせてください。
宜しくお願い致します。
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