日本のクリニックの半分以上はホームページを所持しており、クリニックへのアクセスや診療内容、診療時間の案内に活用しています。しかしホームページを持たないクリニックも存在しており、ホームページを所持していなくとも、問題なく経営しているクリニックもあります。この記事では、クリニックがホームページを持つ意味、ホームページの効果について解説しています。
1.クリニックのホームページは集患や増患に最も効果がある
1-1.高齢者でもスマートフォンでクリニックを検索する時代
スマートフォンが普及して15年以上が経過し、インターネットから情報を得ようと考える患者さんは年齢層も上がっています。60代では約9割、70代でも約8割の方がスマートフォンを所持しています。
高齢者の方々も、クリニックのホームページに書かれた情報を参考に、クリニックを利用するかどうかを判断しています。
1-2.患者さんがクリニックを選ぶ基準は口コミと、ホームページが大多数
患者さんはクリニックを友人の紹介や口コミで選んだり、Webで検索してホームページを見て選びます。選定の基準として自宅や職場から近いクリニックを優先するということはありますが、そもそもどんなクリニックが自分の生活圏内にあるのかをやはりインターネットで検索します。そうして見つけたクリニックの診療時間や、診療内容を確認したり予約を簡単に済ませておくという意味でもホームページは効果を発揮します。
2.ホームページはクリニックの安心感や信頼感を上げる
クリニックのホームページの役割で集患と同じくらい重要な役割が、患者さんに安心感を与え、信頼してもらうということです。クリニックの清潔感が伝わる内装の写真などを掲載することで、クリニックの安心感向上につながります。写真以外にも、ホームページのコンテンツとして初診の方へ向けた診療の流れや、疾患ごとの処置方法を丁寧に紹介したページを用意することで安心してクリニックに来院することができます。
3.クリニックの所在地や診療時間などの情報を伝える
クリニックのホームページは来院を検討している患者さんに病院やクリニックの情報を正しく伝えるという役割を持っています。アクセス、営業時間、休診日、電話番号などといったクリニックの情報を見やすく掲載しておくことが重要です。さらに、問い合わせ用に、メールフォームや予約フォームなども設置していると、より親切です。
4.クリニックの診療内容を伝える
自院の診療内容、どんな疾患をどのように診療しているのかを記載しましょう。
診療科、診療内容についてはなるべく詳細に伝えると、患者さんもこのクリニックにいけば良いとわかるので、できるだけ詳しく書きましょう。得意とする分野や治療方針、治療内容やおおよその期間などを詳しく記載します。
先生自身が得意とする分野の疾患を、詳しく図解や可能な範囲で症例の写真を記載することで、患者さんにとっては求めている治療方法や医療機器を見つけたり、先生の医療分野が患者さんに伝わりやすくなります。
得意分野以外でも、対応できる具体的な症状についても合わせて記載するとさらに良いです。なぜなら患者さんは、自分が抱えている症状と照らし合わせて、クリニックを選ぶ判断基準となるからです。
そして最後に、治療期間も載せましょう。患者さんが自分自身の生活プロセスに合わせて通院可能かどうかを判断できます。たとえば、分院展開しているクリニックであれば、同様の医療施術が分院でも可能かどうかを記載しておくと、よりクリニックを選びやすくなります。
患者さんは初めてのクリニックに行くとき、不安な思いを抱えています。治療内容や、当日の流れについてなるべくイメージしやすくホームページに書いておくことでそのような不安を少しでも軽減できますので診療内容についてはできるだけ丁寧かつ詳細に記載しましょう。
5.まとめ
患者さんがクリニックを選ぶ基準は、家や職場から通いやすい場所という基準から、インターネットで情報収集をし、よりよいクリニックを探していくように傾向が変わりつつあります。
まずは名刺代わりにHPを持つことから始められてはどうでしょうか。
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