クリニック開業時、ホームページはいつ作るべき?公開タイミングと準備の流れを解説

はじめに

クリニックを開業する際、「ホームページは開業のどれくらい前に作ればいいの?」という質問をよく耳にします。
診療時間やアクセスを知らせるためだけでなく、ホームページは新患を集めるための最重要ツールです。
しかし、開業日当日にホームページを公開しても、すぐに検索で見つけてもらえるわけではありません
本記事では、開業準備中のクリニックが「いつホームページを作り始めるべきか」「どのタイミングで公開すべきか」を、SEOやMEOの観点から詳しく解説します。

この記事の著者:新井貴博

株式会社パドルシップ 代表取締役
京都大学卒、京都大学大学院修了
総合電機の技術職、日系コンサルティング会社で新事業企画、ベンチャー支援等の経験を経て、2023年に株式会社パドルシップを設立。江戸川区のクリニック立上や戦略立案、集患を経験し、現在も経営に参画。

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結論
クリニックのホームページ制作は開業6か月前に着手、開業3か月前にプレサイト(仮公開)が最適です。
検索反映に1〜3か月かかるため、「開業=すでに見つかる状態」を作るには先行公開が必須です。

1. ホームページ制作を「いつ始めるか」で集患が変わる

ホームページ制作のスタート時期は、開業後の集患スピードを大きく左右します。なぜなら、ホームページは公開して

すぐに検索上位に表示されるわけではなく、検索エンジン(Google)による評価には時間がかかるからです。


Googleに認識されるまでには「時間の壁」がある

Googleなどの検索エンジンは、新しく公開されたホームページを自動で巡回(クロール)し、

  • コンテンツの内容
  • サイト構造(ページ数やリンク構成)
  • 更新頻度やユーザー滞在時間

などを総合的に評価した上で、徐々に検索順位を決定します。
この評価が安定して反映されるまでには、最低でも1〜3か月程度の期間が必要です。
そのため、開業日に合わせてホームページを「当日公開」しても、
その段階ではまだ検索エンジンに認識されておらず、“検索に出てこないクリニック” になってしまうのです。


開業3か月前の「先行リリース」で検索評価を育てる

SEOの観点から見ると、開業3か月前にはホームページを公開することが理想的です。
このタイミングでドメイン(URL)を取得し、トップページと基本情報(診療科目・アクセス・開業予定日など)だけでも 掲載しておくことで、Googleがサイトをクロールし始め、検索評価が“育ち始める” 状態になります。
たとえ内容が完成していなくても、
「coming soon(準備中)」ページを1枚でも設置する価値は十分あります。
URLを早期に公開しておくことが、SEO対策の第一歩です。


公開タイミングの違いで生まれる“検索結果の差”

例えば、
🔹Aクリニック(3か月前に仮公開)

🔹Bクリニック(開業当日に公開)
が同じエリア・同じ診療科目で開業した場合、検索順位には次のような差が出る可能性があります。

項目Aクリニック(3か月前公開)Bクリニック(開業当日公開)
検索エンジン認識開業時点でGoogleにインデックス済み開業日以降にクロール開始
検索順位「地域名+診療科目」で上位表示されやすい1〜2か月は検索圏外の可能性
MEO(Googleマップ)口コミ・アクセス蓄積が始まっている初期はマップに表示されにくい
集患効果開業初週からHP経由の新患が見込める集患効果が出るのは1〜2か月後

このように、わずか数か月の準備の差が「開業初期の来院数」に直結します。
検索結果の上位に表示されるかどうかで、患者さんの目に留まる確率が大きく変わるのです。


ドメインエイジング(ドメインの“育ち”)も重要

Googleは長く運用されているドメイン(URL)を信頼性の高いサイトとして評価する傾向があります。

これを「ドメインエイジング効果」と呼び、早くからドメインを取得・運用しておくことで、将来的にSEOで有利に働く ケースが多いです。したがって、「まだデザインが決まっていないから…」「開業日が近づいたらまとめて作ろう」と 後回しにせず、まずはドメインを取得し、1ページでも公開することが重要です。


早めの準備は集患だけでなく信頼構築にも効果的

早い段階でホームページを公開しておくと、

  • 求人応募者が医院の雰囲気を確認できる
  • 近隣住民が「新しいクリニックができる」と認知できる
  • 医療機器メーカーや取引業者がスムーズに情報共有できる

といった副次的なメリットもあります。
つまり、早期公開は“SEO+広報+採用”の3つの効果を同時に得られる施策です。

2. 開業前ホームページの理想的なスケジュール|クリニック開業でHPはいつ作る?

クリニックのホームページ制作は、思っている以上に準備期間が必要です。
デザインを決めてから公開するまでには、打ち合わせ・写真撮影・原稿確認・SEO設定など多くの工程があり、 通常3か月~5ヶ月程度の制作期間がかかります。
そのため、開業直前に「そろそろホームページを作ろう」と動き始めると、公開が開業日に間に合わない、もしくは    検索に反映されないというケースも少なくありません。
ここでは、開業に向けて“理想的にホームページを育てていくスケジュール”を、6か月前から順にご紹介します。

開業6か月前制作会社の選定・打ち合わせ開始開業コンセプトや診療方針を整理する時期。医院のブランディング方針を決める。
開業4か月前デザイン・構成案の決定トップページ・診療科目・アクセス・院長紹介など、基本ページを設計。
開業3か月前プレサイト公開・SEO対策スタート「Coming soon」でも良いのでURLを公開し、Googleに認識させる。
開業1か月前コンテンツ完成・MEO登録Googleビジネスプロフィール登録、マップでの露出強化。
開業当日本公開・告知SNS・チラシ・看板などでURLを告知、患者の検索導線を統一。

開業6か月前:構想・制作会社の選定

開業準備が本格的に始まる時期です。
この段階でまず取り組むべきは、ホームページの目的を明確にすること
「どんな患者さんに来てほしいのか」「自院の強みは何か」「他院とどう差別化するか」などを整理しておくと、制作会社との打ち合わせがスムーズになります。
また、医療分野の実績がある制作会社を選ぶことで、医療広告ガイドラインやSEOにも強いサイトを作りやすくなります。
見積りを比較する際は、費用だけでなく「どこまでサポートしてくれるか」も重要な判断基準です。


開業4か月前:デザイン・構成の決定

この時期には、ホームページの設計図(ワイヤーフレーム)やデザイン案を固めていきます。
トップページの構成や、診療科目・アクセス・院長紹介などのページ構成を明確にします。
文章や写真の素材が揃っていなくても構いません。
どんな内容を掲載するかの「枠組み」を先に作ることで、全体像を早めに共有でき、公開までのスピードが上がります。
デザインでは、患者さんが安心して来院できるような清潔感・信頼感・温かみを意識すると良いでしょう。
また、スマートフォンからのアクセスが多いため、モバイル表示を最適化しておくことも必須です。


開業3か月前:プレサイト(仮ホームページ)を公開・SEO対策スタート

この段階で、簡易的な「プレサイト(仮公開)」を立ち上げることを強くおすすめします
トップページに「〇〇クリニック 〇月開業予定」「準備中ですがお問い合わせは可能です」などの文言を入れ、Googleにサイトの存在を知らせておきましょう。これにより、検索エンジンがサイトを認識(インデックス)し、開業日までに検索順位が上がり始める可能性があります。また、MEO対策(Googleビジネスプロフィール登録)もこのタイミングで行うと、マップ上で医院が表示されやすくなります。SEO対策は短期間では成果が出にくいため、この時期から少しずつ始めておくのが理想です。
できれば地域名や診療科目に関するコラムを数本投稿し、検索エンジンに「動いているサイト」として評価してもらいましょう。


開業1か月前:コンテンツ仕上げ・写真撮影・最終チェック

開業日が近づくこの時期は、本公開に向けた最終調整期間です。
診療時間・住所・アクセス・電話番号など、患者さんが最も知りたい情報を明確に記載しましょう。
同時に、院内やスタッフの写真撮影も行うと、開業時の信頼感が大きく高まります。
撮影した写真を差し替えたり、院長あいさつや理念などを追記することで、完成度の高いサイトに仕上がります。
このタイミングで、Googleマップ上に正しく表示されているか、スマホでの表示崩れがないかも忘れず確認しましょう。


開業当日:本公開・告知スタート

いよいよ開業当日。
このタイミングで、正式にホームページを本公開します。
SNS(InstagramやLINEなど)やチラシ、看板など、あらゆる媒体にURLを掲載して、患者さんの導線を一元化します。
もしプレサイトをすでに公開していれば、この時点でSEOの初期評価がついており、開業直後からホームページ経由での  予約・問い合わせが発生する可能性もあります。

3. 開業直前の“駆け込み公開”が失敗する理由|なぜ“いつ作るか”が重要か

開業準備が忙しく、「ホームページは最後でいいかな」と後回しにしてしまう先生は少なくありません。
しかし、開業直前に“駆け込み”でホームページを制作・公開してしまうと、集患のスタートダッシュを逃してしまう    大きなリスクがあります。



理由①:検索エンジンに認識されるまで時間がかかる

Googleなどの検索エンジンは、新しいホームページを公開してからすぐに検索結果に反映するわけではありません。
まず、Googleのクローラー(情報収集ロボット)がサイトを巡回し、内容を理解してから初めて検索に反映します。
この一連のプロセスには、通常2〜8週間程度のタイムラグが発生します。
そのため、開業日に合わせてホームページを公開しても、検索ではまだ見つからない状態が続くのです。
例えば、開業初日に「〇〇市 内科」で検索しても自院が表示されず、他のクリニックだけが並んでいる状態──
これではせっかく開業しても、患者さんの目に留まる機会を逃してしまいます。


理由②:Googleマップ(MEO)に反映されるのも時間が必要

最近では、Googleマップで「近くの皮膚科」「内科」と検索して来院する患者さんが非常に増えています。
つまり、マップ上に表示されるスピードも重要です。
しかし、Googleビジネスプロフィールの登録から実際にマップ上に反映されるまでにも、数日〜数週間の時間がかかります。
開業直前に登録しても、開業日には地図上に医院が表示されないというケースも少なくありません。口コミやアクセスデータが蓄積して評価が上がるまでにも時間がかかるため、MEO対策は最低でも1〜2か月前から着手するのが理想です。


理由③:制作の質に影響がある可能性がある

開業直前は、内装工事の最終調整、スタッフ採用、備品発注、各種行政手続きなどで非常に忙しい時期です。
そのため、「とにかく公開だけ間に合わせよう」と焦ってしまい、

  • 写真が仮のまま
  • 誤字脱字のチェックができない
  • スマホ表示の最適化が不十分
  • SEO設定(タイトルやメタディスクリプション)が未対応

といった状態のまま公開されてしまうことがあります。
こうした“未完成のサイト”は検索評価が低く、集患効果も得られにくくなります。


理由④:広告費に頼らざるを得なくなる

ホームページの集患が間に合わないと、開業直後の新患を確保するためにリスティング広告やポータルサイト掲載などの有料広告に頼る必要が出てきます。
広告は短期的には効果がありますが、継続するとコストがかさみ、長期的には費用対効果が悪くなりやすいのが難点です。
一方で、開業3か月前からホームページを運用していれば、開業時点で一定の検索流入があり、広告に頼らない安定した集患導線を構築できます。


理由⑤:患者さんへの認知機会を逃す

ホームページは、開業前から地域の人に「もうすぐ新しいクリニックができる」と知ってもらう絶好の機会でもあります。
開業準備中に仮サイトを公開しておけば、通勤・通学の途中で医院の外観を見た人が「どんなクリニックだろう?」と検索して情報を確認できます。
つまり、開業前にホームページがあれば、地域への事前認知が可能になるのです。
これがないと、開業後に一から認知を広げる必要があり、集患が遅れる原因となります。

4. 開業前にやっておくべきSEO・MEO対策

ホームページを早めに公開するだけでは、検索順位や地図表示の上位には簡単に上がりません。
Googleがサイトを評価するまでには一定の期間が必要であり、その間に適切なSEO(検索エンジン最適化)とMEO(マップエンジン最適化)を始めておくことで、開業当日の集患力が大きく変わります。
ここでは、開業準備中のクリニックが実施しておくべき基本のSEO・MEO対策を具体的にご紹介します。


1. ドメインの早期取得と安定したサーバー環境

まずは、ドメイン(ホームページのURL)をできるだけ早く取得することが重要です。
ドメインは、インターネット上の「住所」にあたるもので、長く運用されているほどGoogleに信頼されやすくなります。  これを「ドメインエイジング効果」と呼びます。


例えば、

〇〇clinic.jp

〇〇city-clinic.com


など、クリニック名や地域名を含めると検索にも強くなります。

また、サーバーは安定した通信速度を持つ信頼性の高いものを選びましょう。
表示スピードが遅いサイトは、ユーザー離脱率が上がり、SEO評価にも悪影響を与えます。


2. タイトルタグ・メタディスクリプションの設定

Googleがサイトを評価する際、最も重要視する要素のひとつがタイトルタグ(title)とメタディスクリプション(description)です。
これは検索結果に直接表示される部分であり、クリック率にも大きく関わります。
・タイトル例:
 「〇〇市の内科|〇〇クリニック|一般内科・生活習慣病」

・メタディスクリプション例:
 「〇〇市で内科をお探しなら〇〇クリニックへ。地域に根ざした診療で高血圧・糖尿病など生活習慣病にも対応しています。」

開業前の段階から、地域名+診療科目+クリニック名をセットで入れておくと、地域検索に強くなります。


3. トップページと診療科ページを先行で公開

すべてのページを完成させてから公開しようとせず、まずはトップページと診療科ページだけでも先に公開しておくのが   おすすめです。これにより、Googleが早い段階でサイトをクロールでき、ページ構造を認識し始めます。

トップページには、

  • 開業予定日
  • 診療科目
  • アクセス(地図または最寄駅情報)
  • 院長名
    など、最低限の情報を掲載しておくと効果的です。

4. Googleビジネスプロフィールの登録

MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップ上で自院を上位に表示させるための施策です。
近年はスマホ検索で「近くの皮膚科」「〇〇市 内科」と調べてマップ経由で来院する患者さんが増えており、       MEO対策はSEO以上に重要と言われています。
開業前でも「開業予定地」の住所でビジネスプロフィールを登録しておくことで、

  • 検索結果に地図付きで表示されやすくなる
  • 口コミや写真を投稿できる
  • 開業後にスムーズに地図上に反映される

といったメリットがあります。
プロフィールには、診療内容・営業時間(・電話番号)・公式サイトURLを正確に入力しましょう。


5. 開業前から少しずつ記事(ブログ)を投稿 

SEOの基本は「コンテンツ=情報発信」です。
開業前から、「地域名+症状名」をテーマにした記事を少しずつ投稿しておくと、検索エンジンがサイトを        「医療情報を発信している信頼性の高いページ」として評価します。


記事例:

・「〇〇市で健康診断を受けるなら知っておきたい3つのポイント」

・「花粉症の時期に内科と耳鼻科、どちらを受診すべき?」

このような地域密着型の内容を積み重ねることで、開業当日にはすでに一定のSEO評価がついており、          開業直後から検索流入が見込める状態になります。


6. SNSや口コミと連携する  

SEO・MEOと合わせて、SNS(InstagramやX、LINE公式など)を活用することで、外部からのアクセス(被リンク)や  話題性が高まります。これもGoogleの評価を上げる要因の一つです。
開業前に「準備の様子」「内装工事の進捗」「機器の導入」「スタッフ紹介」などをSNSで発信し、ホームページにリンクを 貼ることで、検索エンジンがサイトをより早く見つけてくれるようになります。

5. ホームページ制作会社に依頼するタイミング

クリニックの開業準備には、内装工事や医療機器の選定、人材採用などやるべきことが多く、ホームページの着手が後回しになりがちです。しかし、ホームページ制作は完成までに2〜3か月程度の期間が必要なため、開業日に合わせて公開するには 少なくとも開業の6か月前には制作会社に相談を始めるのが理想的です。
「そんなに早く?」と思われるかもしれませんが、早めの依頼には明確な理由があります。


理由①:制作会社のスケジュールが埋まる可能性がある

医療機関専門のホームページ制作会社は、開業シーズン(春・秋)になると依頼が集中します。制作会社側の予定が埋まってしまうと、希望の納期で対応してもらえないケースも珍しくありません。
特に「開業日に合わせて公開したい」「ロゴデザインや写真撮影もお願いしたい」といった場合、トータルでの制作期間を 見越して早めに動くことが大切です。


理由②:打ち合わせ・原稿作成・写真撮影に時間がかかる

ホームページ制作は、デザインだけでなく「コンテンツ制作」にも時間がかかります。
院長先生の診療方針や専門分野、治療のこだわりなどをヒアリングし、それをもとに文章や写真、ページ構成を作り上げて いくため、通常1〜2か月の打ち合わせ期間が必要です。
また、院内やスタッフ写真を撮影する場合、カメラマンのスケジュール調整や撮影日程の確保にも時間がかかります。
「想定よりも時間が足りない」という声は非常に多いため余裕を持ってスケジュールを確保することが成功のポイントです。


理由③:SEO・MEOを意識した構成を最初から設計できる

ホームページは「見た目がきれい」だけでは十分ではありません。
検索で上位に表示されるためには、SEOを考慮した構成・URL設計・キーワード選定が欠かせません。
制作会社に早めに相談することで、

  • 地域名+診療科目を意識したタイトル設定
  • 将来的にブログ(SEO記事)を投稿しやすい構造
  • Googleマップ(MEO)との連携を前提とした導線設計

といった、集患に強いサイト構造を最初から設計することが可能になります。
一方、開業直前の“駆け込み依頼”では、SEO設計を後から付け足す形になるため、成果が出にくくなることがあります。


理由④:他の開業準備と並行して動かせる

ホームページ制作は、他の開業準備と同時進行が可能です。
例えば、

  • 内装の打ち合わせ → 院内写真撮影を予定
  • ロゴデザイン → ホームページデザインに反映
  • スタッフ採用 → スタッフ紹介ページに掲載

このように、開業準備の過程をそのままホームページ制作に活かすことができます。
逆に、すべての準備が終わってから依頼すると、情報共有の手間が増え、制作が遅れやすいというデメリットがあります。

制作会社に依頼する前に準備しておくと良いこと

依頼をスムーズに進めるために、以下の情報を整理しておくと効果的です。

項目内容の例
クリニックの基本情報住所・電話番号・診療科・診療時間など
開業コンセプト「地域密着」「女性にやさしい」「専門特化」など
想定患者層小児・高齢者・ビジネスパーソンなど
掲載したいページ院長あいさつ/診療内容/アクセス/スタッフ紹介など
参考サイト「こういう雰囲気にしたい」という参考事例(他院でも可)

これらを事前にまとめておくと、制作会社が具体的な提案をしやすく、最初の打ち合わせから質の高いプランニングが可能になります。

制作会社選びのチェックポイント

制作会社を選ぶ際は、単にデザインの好みだけで判断するのではなく、以下の観点を確認することが重要です。

①医療広告ガイドラインへの理解があるか
 → 不適切な表現を避け、法的リスクを防げるか。
②SEO・MEOの実績があるか
 → 医療系キーワードで上位表示した実績があるか。
③更新・運用サポートがあるか
 → 開業後の保守や修正を依頼できるか。
④担当者の対応力・スピード
 → 納期管理やコミュニケーションが丁寧かどうか。

6.弊社が支援したSEO成功事例

弊社(株式会社パドルシップ)では、これまで多くのクリニック様のホームページ制作およびSEO・MEO対策を支援して  きました。ここでは、実際に支援させていただいたクリニック様のSEOでの成功事例をご紹介します。
事例①は開業直後から支援させて頂いたケース。事例②は開業前から支援させて頂いたケースです。


【事例①】内科クリニック(東京都内)


課題:
開業から1ヶ月が経過していたものの、「〇〇市 内科」「〇〇駅 健康診断」といった地域検索で上位に表示されず、     ポータルサイトからの集患に依存していました。


実施した内容:

  • SEOキーワード戦略の見直し(地域+診療メニューの複合キーワードを中心に設計)
  • 診療内容ページの構成改善(見出しタグ・メタ情報・内部リンク整理)
  • 「健康診断」「生活習慣病」などのSEO記事を毎月2本投稿
  • Googleビジネスプロフィールの最適化と口コミ促進

結果:

  • 「〇〇市 内科」で検索順位が 15位 → 2位 に上昇
  • 月間サイトアクセス数が 約3倍 に増加
  • ホームページ経由の新患予約が 月30件以上 に増加

開業当初は「ホームページからの予約はほとんどなかった」とのことでしたが、
半年後には 広告費をかけずに安定して集患できる状態 へと改善しました。


【事例②】皮膚科クリニック(大阪府)


課題:
開業予定の段階でご相談をいただいたケースです。
院長先生は「開業日にホームページを公開すればよい」とお考えでしたので、当初はSEOやMEOの準備をする時間が十分に 確保できていませんでした。その中で、「開業初日から患者さんに見つけてもらえるようにしたい」というご要望を受け、  開業3か月前からのSEO設計と コンテンツ準備をスタートしました。


施策内容:

  • 開業予定地周辺のキーワード分析を実施(例:「〇〇市 皮膚科」「〇〇駅 ニキビ」など)
  • ドメインを早期取得し、開業3か月前にプレサイトを公開
  • 「院長あいさつ」「診療方針」「開業予定日のお知らせ」を含む基本ページを先行公開
  • 開業前から地域向けSEO記事(「ニキビ治療の種類」「あせもの原因と予防法」など)を3本投稿
  • 同時にGoogleビジネスプロフィールを開設し、MEO対策を先行着手

結果:
開業当日にはすでにGoogleにインデックス済み、

  • 「〇〇市 皮膚科」で 3ページ目 → 開業1か月後に1ページ目へ
  • 開業2か月後には「〇〇駅 ニキビ」「〇〇市 皮膚トラブル」などの検索で 上位3位以内を獲得
  • ホームページ公開から半年後にはアクセス数が 約3.5倍 に増加
  • Googleマップ経由の来院も開業直後から発生

開業前からキーワード戦略とコンテンツ設計を行ったことで、開業初月からホームページ経由の新患予約がとれました
広告を一切出さずに、地域検索と口コミで集患が回る状態を構築することができました。


【事例③】リウマチ内科クリニック(大阪府)〜開業前からSEO・MEOを戦略的に実施した成功例〜


課題:
大阪府内でリウマチ内科を新規開業予定だった先生からご相談をいただいたケースです。
開業エリアには既に複数の内科・整形外科が存在しており、
「リウマチ専門」を打ち出しても検索上は競合と並びやすいという課題がありました。
また、開業時点では「リウマチ専門医」という認知が地域にまだ広がっておらず、
“開業前から患者さんに知ってもらえる仕組みを作りたい” というご希望をお持ちでした。

施策内容:

  • 開業4か月前にキーワード戦略とサイト構成を策定
     (主軸KW:「〇〇市 リウマチ内科」「〇〇駅 リウマチ専門医」)
  • ドメインを早期取得し、開業3か月前にプレサイト(仮サイト)を公開
     → 院長あいさつ・診療方針・開業予定日など基本情報を先行掲載
  • SEO施策:
     - リウマチ診療に関する専門記事を3本作成(「関節の痛みとリウマチの違い」など)
     - 医師監修のコラムとして専門性を明示
     - 内部リンクとメタ設定を最適化
  • MEO施策:
     - Googleビジネスプロフィールを開設
     - 「リウマチ専門」カテゴリを追加設定
     - 開業前から周辺地域の地図検索で認知を強化

結果:

  • 開業当日にはGoogleで「〇〇市 リウマチ内科」「〇〇駅 リウマチ専門医」で すでに検索1ページ目に表示
  • 開業1か月後には主要KWで 上位3位以内を獲得
  • 開業2か月目にはGoogleマップ経由の新規来院が安定化
  • 広告を出稿せずに、開業3か月で新患数が月70件を突破

SEOとMEOの両軸で早期から準備を行ったことで、
開業初月から「ネットで検索して見つけました」という患者さんが多数来院。
院長先生ご自身も「想定よりもはるかに早く集患が軌道に乗った」とお話しされていました。

早期SEOのポイント

この事例の最大の成功要因は、開業前からホームページをSEOとMEOを一体で設計したことです。
公開してからSEOを“後付け”するのではなく、
制作初期の段階からキーワード選定・構成設計・Googleビジネス登録を同時に進めることで、
「開業日=検索結果に表示される日」を実現しました。
弊社(株式会社パドルシップ)では、開業前の先生方向けに、

  • SEOキーワード戦略立案
  • プレサイト(仮サイト)構築
  • コンテンツ設計・記事執筆
  • MEO(Googleマップ)登録サポート

まで、開業準備と並行してWeb戦略を設計する支援を行っています。

7. まとめ:ホームページは“開業準備の最初”に始めるのが成功の鍵

クリニックのホームページは「開業日に合わせて作るもの」ではなく、開業準備の最初に取りかかるべき集患ツールです。
制作には2〜3か月、検索エンジンの評価が安定するまでにさらに1〜3か月かかるため、開業の6か月前には準備を始めるのが理想です。早期にドメインを取得し、プレサイトを公開しておけば、Googleに認識され、開業当日には検索結果やマップに 表示されやすくなります。また、早めの公開は地域への事前認知やスタッフ採用にも効果的です。
一方、開業直前の“駆け込み制作”では、SEO反映が間に合わず、広告費に頼るリスクも。ホームページは「開業日から動かすもの」ではなく、「開業前から育てるもの」として計画的に準備することが、集患成功の第一歩です。

開業前からWeb戦略を整えたい先生へ

開業の成功は、「診療の準備」と「集患の準備」を同時に進められるかで大きく変わります。
株式会社パドルシップでは、開業前からのホームページ設計・SEO/MEO対策・コンテンツ支援を通じて、
先生方が安心してスタートできるようトータルサポートを行っています。

  • 開業3か月前からのプレサイト構築
  • 地域キーワードを意識したSEO戦略設計
  • Googleマップ(MEO)運用サポート
  • 開業後のアクセス分析・改善提案

「開業初日から見つけてもらえるクリニック」を一緒に作りましょう。
まずはお気軽にご相談ください。


https://paddle-ship.jp/buzz/contact/

地域で選ばれるクリニックへ|開業医のためのSEO戦略とWeb集患

はじめに|良い医療を届けるための「集患」という経営視点

「検索で見つけてもらえない」「近隣に新規クリニックが増えて集患に不安がある」
そんなお悩みをお持ちの開業医の方へ。
今すぐ始めたい、“地域で選ばれるクリニック”になるためのSEO戦略をご紹介します。

開業医として質の高い医療を提供することはもちろん重要ですが、クリニックの持続的な成長には経営的視点が不可欠です。
特に開業初期では、地域に自院を知ってもらい、患者さんに足を運んでもらうための施策、すなわちWeb集患が最優先課題となります。

今や多くの患者さんは、「○○駅 内科」「○○市 皮膚科 おすすめ」といったキーワードで検索してクリニックを選びます。
そのため、検索結果で上位表示されるかどうかが、集患に直結する時代になっているのです。

この記事の著者:新井貴博

株式会社パドルシップ 代表取締役
京都大学卒、京都大学大学院修了
総合電機の技術職、日系コンサルティング会社で新事業企画、ベンチャー支援等の経験を経て、2023年に株式会社パドルシップを設立。江戸川区のクリニック立上や戦略立案、集患を経験し、現在も経営に参画。


SEOとは?|クリニックにとっての検索順位対策

SEO(Search Engine Optimization/検索エンジン最適化)とは、Googleなどの検索エンジンにおいて特定キーワードで上位表示されるように、ホームページを最適化する一連の取り組みのことです。

検索結果で上位に表示されると、以下のような効果が期待できます

  • 🔍 ホームページの訪問者が増加
  • 🧾 診療内容や特徴を知ってもらえる
  • 🏥 来院・予約数の増加につながる

つまりSEOは、デジタル時代における「看板」や「口コミ紹介」のような存在であり、現代のクリニック経営において不可欠な施策です。


クリニックが実践すべきSEO戦略|5つの柱

① キーワード設計:地域×診療科の掛け算

クリニックのSEO対策では、「地域名 × 症状・診療科」の組み合わせで検索されることが多いため、これをベースにしたキーワード戦略が基本です。

例:

  • 「発熱 江戸川区」
  • 「内科 二子玉川」
  • 「睡眠時無呼吸症候群 渋谷」

このような検索ニーズを踏まえたローカルSEOを行い、それぞれのキーワードに応じた専用ページ(ランディングページ)を作成することが、上位表示の鍵になります。


② コンテンツの質とE-E-A-Tの強化

Googleは医療・健康に関連するコンテンツを**「YMYL(Your Money or Your Life)」**領域と捉え、より厳しい評価を課しています。その中で重視されるのが、E-E-A-Tです。

項目内容
Experience(経験)医師自身の治療経験や症例紹介など
Expertise(専門性)病気・症状についての正確で網羅的な説明
Authoritativeness(権威性)学会所属、論文掲載、第三者メディアからの紹介など
Trust(信頼性)経歴の明示、口コミ対応、連絡先の明確化など

これらを盛り込んだ専門性と信頼性のあるコンテンツ設計が、SEOで高評価を得るポイントです。


③ 内部SEO対策:技術面からの最適化

サイト構造やコードレベルの調整など、内部対策も欠かせません。

  • タイトルタグ・メタディスクリプション:検索結果に表示されるタイトル・説明文を最適化
  • H1~H3タグの階層設計:コンテンツの構造を明確にすることでクローラーの理解を助ける
  • レスポンシブ対応:スマホでも見やすく、操作しやすいデザインに
  • ページ表示速度の最適化:画像圧縮、無駄なスクリプトの削除などで改善

これらを整備することで、検索エンジンとユーザーの両方にとって好ましいサイトになります。


④ MEO対策:Googleマップでの可視化

**Googleマップ上での検索結果の上位表示(=MEO)**も、地域型ビジネスであるクリニックにとっては極めて重要です。

  • 📍 Googleビジネスプロフィールの最適化(診療時間・住所・写真の登録)
  • 💬 患者さんからの口コミ獲得と返信対応
  • 🗓 投稿機能で最新情報を発信(インフルエンザ予防接種開始など)

MEOはSEOと連動して施策を進めることで、**検索でも地図でも「見つけてもらえる医院」**になります。


⑤ 被リンクとサイテーション:信頼を可視化する

他サイトからのリンク(被リンク)や、施設情報の引用(サイテーション)は、Googleが「このクリニックは信頼できる」と判断する重要な材料になります。

  • 医療系メディア、地域医療ネットワーク、学会サイトなどからのリンクが特に効果的
  • 「クリニック名」「住所」「電話番号」(=NAP情報)を統一して掲載することも重要

SEO効果だけでなく、実際の信頼獲得にも寄与する施策です。


パドルシップの支援内容|一気通貫のWeb集患サポート

株式会社パドルシップは、クリニックに特化したWebマーケティング支援会社として、以下のような一気通貫の支援を行っています。

  • SEO戦略設計と運用支援:キーワード選定・構造設計・記事制作まで対応
  • MEO運用支援:Googleビジネスプロフィールの整備と口コミ対策
  • 成果重視のHP制作:スマホ対応、予約動線の最適化、UI/UX設計まで一括設計

“地域で一番選ばれるクリニック”を目指す伴走パートナーとして、貴院のWeb集患を全力で支援いたします。


まとめ|SEOは“早く始めた医院が勝つ”資産型施策

SEOは短期的に結果が出る施策ではありませんが、中長期的に認知・信頼・来院数を積み上げていく資産型マーケティングです。

だからこそ、今すぐに始めることが未来の成果への第一歩になります。


📩 お問い合わせ

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パドルシップでは初回無料相談を実施中です。ぜひお気軽にご相談ください。

クリニックのホームページを分析し、集患へと繋げるには

クリニックの集患のためにWebを活用しているクリニックは多いかと思います。一方で、そのWeb集患の方法がうまく行っているかどうかの分析をしているクリニックは少数ではないでしょうか。

「Web集患はマーケティング会社にお任せ」というクリニックや病院も多いため、Webからの新規の患者さんが減ったような感覚を持ったとしても、その原因分析や対策案の検討が自分達ではできず、もどかしさを感じている先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回はWeb集患で重要なクリニックや病院のホームページについて、「どれくらいの患者さんが閲覧しているのか」「途中離脱せずに、予約まで辿り着けているのか」など、ホームページのパフォーマンスを確認する方法を簡単に紹介したいと思います。

この記事の著者:新井貴博

株式会社パドルシップ 代表取締役
京都大学卒、京都大学大学院修了
総合電機の技術職、日系コンサルティング会社で新事業企画、ベンチャー支援等の経験を経て、2023年に株式会社パドルシップを設立。江戸川区のクリニック立上や戦略立案、集患を経験し、現在も経営に参画。

ホームページがどれくらい見られているか調べる方法

まずはじめに確認すべきなのが、ホームページの閲覧数です。ホームページが見られる回数は、来院する患者さんの数に大きく影響しますので、ホームページの閲覧数は定期的にチェックするべき数値だと言えます。

Googleアナリティクス4(GA4)で確認が可能

ホームページの閲覧数を確認する方法として最も広く利用されている方法は、Googleが提供する『Googleアナリティクス4』(通称GA4)というツールを使う方法です。

GA4はホームページの様々な情報を見ることができ、ホームページの分析には欠かすことができないものになっています。導入の仕方などを説明した公式のリンクを載せておきますので、まだGA4を使ったことがない方は是非一度目を通してみてください。

GA4について ⇒ [GA4] 次世代のアナリティクス、Google アナリティクス 4 のご紹介

それではホームページが見られた回数をどのように確認すればいいのかについて、説明します。当記事では、導入編ということで、クリニックのホームページを運用する上で把握しておくべきことをまとめています。

更に詳しい分析方法についても紹介しておりますので、興味のある方はこちらもチェックしてください。

クリニックのホームページ分析でGA4でチェックすべきポイントまとめ

GA4のホームでホームページの閲覧回数を確認

GA4を開いて、最初に「ホーム」画面が表示されます。このホーム画面では、サイトのパフォーマンス指標の中ですぐに確認したい4つの数値が上部に表示されています。

この画像は一例であり、上部に表示される数値は、自分で設定ができます。クリニックのホームページでは、特にこの4つの数値が重要ですので、こちらの設定をおすすめします。

  • ユーザー
  • イベント数
  • キーイベント
  • セッション

ホームページの閲覧回数は「セッション」が該当します。ただし、セッション数は同一ユーザーが複数回、ホームページを閲覧した場合に重複してカウントする仕様になっています。(厳密にはある一定以上の時間間隔を空けなければカウントされませんが詳細説明は割愛します)

例えば、Aさんが、朝クリニックに行く前にホームページを見てから来院し、帰った後に再びホームページを見た場合はセッションは1ではなく、「2」となります。

それに対して、「ユーザー数」はホームページを見た人の数になります。上記のセッションとは違い、同じ人が何度もホームページを見ても重複でカウントされず、上記のようなケースでも「1」となります。

例えば、新規の患者さんを増やすためにホームページの露出を増やした際には、見られた回数の「セッション数」よりも見た人の数の「ユーザー数」が増えたかを確認するようにしてください。

患者さんがホームページから予約ができているかを確認

次に、GA4のホーム画面にも登場する「イベント数」「キーイベント」について説明します。

「イベント数」はホームページを見た人が、そのホームページで起こした様々なアクションの数です。例えば、スクロールや、予約、電話などがイベントとして計測されます。(何をイベントとして計測するかといった設定も可能です)

そして、そのイベント(アクション)の中でも特に重要なアクションを「キーイベント」として設定している場合に、「キーイベント」がカウントされます。クリニックのホームページでしたら、予約フォームに到達したり、電話をキーイベントとして設定しておくと、サイトのパフォーマンスを把握しやすくなるのでおすすめです。

ホームページが見られている回数が多いのに、予約フォームが全然見られていないなどが分かれば、原因を分析して予約フォームへの導線を改善するなど、アクションへとつなげることができます。

ホームページが検索サイトで上位表示されているか調べる方法

次に、あるキーワードの検索結果において、当該ホームページが上から何番目に表示されるのかを確認する方法について解説します。

ホームページが見られる回数を増やすには、GoogleやYahooなどの検索サイトで上位表示させることが重要であり、特に患者さんがクリニックを探すときに検索されがちなキーワードで上位表示されているとホームページが見られる回数が増えます。

Googleサーチコンソールで、Googleでの表示順位がわかる

Googleサーチコンソールを使えば、ホームページの表示順位がわかるだけではなく、表示回数やクリック数についても知ることができます。

Google Search Console (サーチコンソール)について⇒https://developers.google.com/search/docs/monitor-debug/search-console-start?hl=ja

サーチコンソールに関しても、今回の記事ではクリニックのホームページを分析するための導入部分の説明となっておりますので、更にサーチコンソールでホームページの分析を行いたい方はこちらを参照ください。

クリニックのホームページ分析でサーチコンソールでチェックすべきポイント

サーチコンソールで見るべきは「検索パフォーマンス」

サーチコンソールは、TOP画面が「サマリー」と表記されていますが、最低限確認しておくべきページはこのサマリーのページではなく「検索パフォーマンス」です。

画面左端のメニューで「サマリー」の一つ下にあります。

ページ上部に「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」がありそれぞれクリックすることで直近の数値の変化がグラフに表れる仕様になっています。

そしてその下に表示されている部分が、クリニックの検索においての順位や表示回数を示しています。

クリニックがどんなキーワードで調べられたときに、何位で表示されているのかを確認することができます。

注目すべきポイントは、取りたいキーワードがあるか

検索パフォーマンスで、ホームページがどんなキーワードで上位表示されているのかを見ておしまいにしてはいけません。少なくとも以下の2つは必ず確認し、ホームページの改善に役立てるべきです。

  • 取りたいキーワードで上位表示されているか
  • 上位表示されているキーワードは意図したものか、クリックされているか

例えば、内視鏡クリニックであれば、「内科」や「内視鏡」というキーワードで上位表示されていれば患者さんの来院に良い影響を与えますので、クリニックと親和性が高いワードを予め想定しておき、それらが上位表示されているかを確認すべきだと言えます。

もしも、想定したキーワードが上位表示できていないのであれば、原因を分析し、対策していくのがホームページの運用の流れとなります。

上位表示を狙っていても、うまくいかないこともあれば、その逆もまたあります。

例えば、遅い時間まで診療しているクリニックが「夜間診療」というキーワードで上位表示されていて、クリニックもされていたが、当初は「夜間診療」というキーワードは想定していなかった、という事例があります。

当該クリニックでは「夜間診療」というキーワードを発見したことで、ホームページ上で夜遅い時間まで診療やっていることを強調し、さらなる集患に成功しました。

『欠点を改善し、長所を更に伸ばす』

是非、サーチコンソールをうまく活用してこのような改善を目指してみてください。

分析ツールを活用して時間効率を上げる

ホームページを分析するにあたって、「閲覧数はGA4」「検索性はサーチコンソール」それぞれGoogleが提供する無料ツールでの簡単な説明をしましたが、この方法が一般的であり、世界共通のポピュラーな手段であることは間違いありません。

しかし、クリニックの経営者の立場で、運用や改善を主たる目的としてこれらのツールを利用するには、多機能すぎてどこを見ればよいのか、何をすればよいのか、逆に見失ってしまう方も多いと思います。

「必要な情報だけを整理してインプットし、やるべき改善や戦略を効率よくアウトプットしたい」という先生がいらっしゃいましたら、是非分析ツールを検討ください。

分析ツールを利用すれば、ホームページの改善に必要な情報だけを取りまとめることが可能なので、改善策の立案を効率よく行うことができます。

ホームページ分析も、電子カルテデータ分析も、一つのツールで行えます

ホームページへのアクセスデータも日々蓄積されますが、同様にクリニックに蓄積され続けるデータである「電子カルテのデータ」、これらを同時に分析できるツールを最後にご紹介したいと思います。

このツールはクリニックの事務長を務めていた筆者が、クリニックの経営改善に必要なデータを、手作業で膨大な時間をかけて収集していたのを自動化、簡略化したいという経緯から、生まれた分析ツールです。

ホームページの改善に必要な「離脱率が高いページ」「ホームページの掲載順位」などをすぐに確認することができるのはもちろん、電子カルテのデータも分析可能なので「3か月以上来ていない患者さん」や「クリニック周辺で集患できていないエリア」を特定することが可能です。

無料で、デモンストレーションが可能ですので、是非お問い合わせください。

検索順位を引き上げる(SEO)対策の具体的な手順、対策キーワードの選定視点について解説

開業医としてクリニックを運営していく立場になり、医師としてよい医療を提供することはもちろん重要ですが、経営者として自院の経営を見ることも非常に大切です。

特に開業前から開業初期にかけては、地域に自院を認知してもらい、患者さんに来てもらう人数を増やしていくこと(集患)が最重要課題だと思います。

集患に限らず、開業医の先生は、診療以外に労務や人事、経理、広告など業務の範囲が非常に多岐にわたります。

とりわけ昨今はWeb上にHP(ホームページ)を制作しクリニックを紹介しながら患者さんの認知獲得が求められます。ただ、Webの集患は専門性も高く、自身で進める先生は少ないのではないでしょうか。

そこで弊社では、診療と経営を両立させるため、また先生の想いを発信できるようにすることを目的としたクリニック専門のWebマーケティングサービス(BUZZ Medical)を立ち上げました。

多くの先生はWeb集患は専門業者に丸投げだと思いますし、先生自身がWeb集患の専門性を高める必要はないと思いますが、その枠組みを少しでも理解しながら業者に依頼した方がより高い効果が得られると考えています。

また昨今、美容等の自由診療の領域はもちろん、保険診療においても都市部のクリニックを中心に、web集患は基本施策に位置付けられています。ホームページをつくることは新規開業クリニックではほぼ行われていますが、web集患の対策までは必ずしも必須ではないという位置付けで、まだ実施していないクリニックもあると思います。

地域の競合クリニックが行なっている場合、ただホームページを作るだけでは立ち行かなくなる時代が来る可能性が保険診療の領域でも起こりえます。

過度に対策する必要はありませんが基本的な考え方を理解し、地域の方々への認知をwebという手段で広げていくことは必須だと筆者は考えています。

その基本的な考え方を理解する意味でも、この”お役立ち情報”では専門用語の解説やWeb専門業者が何のために何を行っているのかをわかりやすくご説明したいと思っています。

本記事では、SEOと呼ばれるWebでキーワードを検索した際に表示される順位について、その対策の具体的な手順や対策キーワードの選定視点について解説したいと思います。クリニックならではの観点でキーワードを選定する視点をご紹介したいと思います。

この記事の著者:新井貴博

株式会社パドルシップ 代表取締役
京都大学卒、京都大学大学院修了
総合電機の技術職、日系コンサルティング会社で新事業企画、ベンチャー支援等の経験を経て、2023年に株式会社パドルシップを設立。江戸川区のクリニック立上や戦略立案、集患を経験し、現在も経営に参画。

検索順位とは


まず、検索順位やSEOという考え方について簡単にご説明します。

検索順位とは、インターネット上で検索する際、特定のキーワードの検索結果において各Webサイトが表示される並び順のことです。GoogleやYahoo等の検索エンジンが各キーワードに対し、最も適切な答えが記載されたWebページだと判断した順に並びます。

一般的に、上位に表示されるほど多くの人の目に留まります。また、検索する人が使用するデバイス、年齢層等のユーザーデータ、検索の日付など、多岐にわたる要素を総合して順位が決定されています。

ちなみに、検索順位とクリック率(=「ユーザーがクリックした回数」÷「検索した際に表示された回数」)の関係は、2024年のデータ※では、1位:39.8%、2位:18.7%、3位:10.2%、4位:7.2%、5位:5.1%、6位:4.4%、7位:3.0%、8位:2.1%、9位:1.9%、10位:1.6%となっています。検索画面の1ページあたり10位まで表示され、5位以下だと5%を切る、つまり100人検索して5人しか自身のWebサイトに訪れないということです。

この順位が各検索キーワードごとに決まっており、各Webサイトは自身のWebサイトに訪れるようにするために、狙いたいキーワードごとに人の目に留まるよう、この検索順位を競っているということです。

※引用元:Firstpagesage
https://firstpagesage.com/reports/google-click-through-rates-ctrs-by-ranking-position/

SEOとは

次にSEOという言葉があります。SEOとはSearch Engine Optimizationの頭文字ですが、日本語にすると検索エンジン最適化ということです。

簡単に言い換えると、Gooogle等の検索エンジンにおいて自身のサイトの検索順位を上位に表示させるように対策することをSEO、あるいはSEO対策と言います。

上記でご説明したように、各Webサイトは各キーワードごとに自身のWebサイトが上位に表示されるように競っています。特に都市部のクリニックや美容等の自由診療の領域では、このSEO対策を行っているところが多数あり、集患対策の基本となっています。自身のクリニックのHP(ホームページ)を作っただけでは、検索順位が他院の方が上位に表示され、せっかく良いHPを作っても訪れる患者さんは少数になってしまいます。

適切にSEO対策を実行し、少なくとも自分のクリニックの特徴を示すキーワードは上位が取れるようにしておくことは特に開業初期の段階では最重要だと筆者は考えています。

集患のためのSEO対策である記事執筆の具体的な手順

こちらでの記事でもご紹介しましたが、”SEO対策をする”とは、集めたい患者さんが検索するキーワードを推測し、そのキーワードに対して答えを用意することです。

具体的には、検索順位を高めたいキーワードに対し、記事や説明文を執筆することです。

基本的な考え方を確認したい方はこちら
【クリニックのWeb集患対策】
検索順位を引き上げる(SEO)キーワード戦略の考え方、進め方について解説

こちらの記事でご紹介した通り、検索順位を高めたいキーワードの選択視点は以下です。

①多くの患者さんが検索するキーワードを選ぶこと = 検索ボリューム
②先生が書きやすいキーワードであること     = 専門性、権威性
③クリニックとして集めたい患者さん層であること = 開業の想い、収益性

また、「動悸」と「胸痛」など、患者層が少し重なってしまうようなキーワードを立て続けに対策するのではなく、最初は、「動悸」「喘息」など患者層が比較的重ならないように飛び石で対策していくことが効果的です。

では次に、10~20記事程度記事が溜まってきてからはどのように考えるのでしょうか。以下でご説明いたします。

関連キーワードの抽出方法

まず、関連キーワードとは、検索するユーザー(患者さん)が検索するメインのキーワード(目的)に関連するキーワードのことで、検索意図を予測することに活用できます。

また、サジェストキーワードという、メインのキーワードに対して付随して検索窓に入力するキーワード(「糖尿病 何科」などの2語目以降のキーワード)も関連キーワードの一部です。

このサジェストキーワードは、ラッコキーワード※などの無料ツールで調べることができます。
例えば、「糖尿病」というメインキーワードのサジェストとしては、「糖尿病 原因」「糖尿病 食事」「糖尿病 薬」「糖尿病 何科」・・・などです。

このようなツールを活用すると、関連するキーワードを無料である程度網羅的に調査することができます。
※ラッコ株式会社 ラッコキーワード
https://rakkokeyword.com/

検索ボリュームは足きりに使う

次に抽出したサジェストキーワードの検索ボリューム(月間検索数)を取得します。

こちらはGoogle社のキーワードプランナーというツールが良いと思います。Google社の広告を行っていると、無料で使うことができ、あるキーワードの検索ボリュームを測定してくれます。

ーワードプランナーの詳しい使い方は別記事でご紹介したいと思います。

検索ボリュームを取得すれば、以下のような結果が得られます。

<キーワード>
糖尿病 ・・・●●件/月間
糖尿病 食事 ・・・●●件/月間
糖尿病 薬 ・・・●●件/月間
・・・

ここで申し上げたいのは、検索ボリュームはあくまでも足きりに使う、ということです。

検索ボリュームが数百件もないレベルですと、そのキーワードを対策してもあまり集患効果は期待できません。一方で、ボリュームが多い方がもちろん良いのですが、多い場合、得てして競合も多く、検索順位として上がりにくくなる傾向にあります。

つまり、検索ボリュームは足きりに用い(例えば数百件に満たないキーワードは捨てる)、足きりを超えるキーワードに対して対策することが重要になります。

対策キーワード選定は問診のOPQRSTに沿って選定する

次に、関連キーワードすべてをいっぺんに対策することはできませんので、優先的に対策するキーワードを選定します。その選定の視点として有用なフレームワークとして、筆者は問診のOPQRSTが活用できると思っています。

先生方にとっては問診のPQRSTという言葉はなじみがあるかと思います。

OPQRSTは以下の頭文字のことで、患者さんの症状を問診する際に医師が意識している聞き方です。

Onset:発症機転 「いつから?」 例:今朝から、急に、ずっと など
Palliative&Provoke:寛解・増悪 「どうすると良く/悪くなるのか?」例:横になると、朝起きると、回すと など
Quality&Quantity:性状・強さ 「どんな/どれくらい?」 例:引っ張られるように、詰まった など
Region:部位 「どこが痛くなる?」 例:首の後ろ、首筋 など
Symptoms:随伴症状 「他にどんな症状がある?」 例:頭痛、めまい など
Time course:時系列 「最初はどうで、次にどうなって、今は?」例:動悸が止まらない など

クリニックのSEO対策において、キーワードを選定する際に、このフレームワークは有用で、患者さんが検索する意図や来院する意図を予測することに活用できます。

例えば、整形外科領域で「肘内障」を対策したい場合、どのようなキーワードを対策すればよいでしょうか。

まずは、ターゲットとする検索者はどのようなキーワードを入力するか想像します。

一般的に、いつ、誰、どこ、症状などで検索することが多いため、以下のように考えます。

<肘内障のケース>
Who:誰の症状か? ・・・「子供」など
When:クリニックに行くタイミングはいつか?・・・「夜間」「早朝」「土曜」など
Where:クリニックのどこに行くか?・・・「何科」「整形外科」「近くの」など
What:症状は?・・・(OPQRSTも参考にしながら選定する)「腕 動かない」「肩 痛い」など

いつ、誰、どこはある程度どの疾患を対策する場合でも共通するところが多いかと思いますが、症状については、疾患によって様々です。その際に活用できるのが、先ほどのOPQRSTの考え方です。

肘内障の場合、腕や肩の症状を訴える場合が多く、その部位を対策した方が良いと考えます。また、他の疾患として、動悸の場合は、めまいなどの随伴症状を対策しても良いと思います。

関連キーワードのリストからそれらの重要なキーワードを選定し、記事にその言葉を入れるようにし、執筆するようにしましょう。

まとめ

本記事では、関連キーワードの抽出についてご説明しました。

その具体的な手順は以下の通りです。ぜひご参考ください。

① 対策したいキーワード(Big KW)定める
② ラッコキーワード等※でBig KWのサジェストをCSVで抽出する
③ そのCSVをキーワードプランナーに貼り付け、検索ボリューム(月間平均検索数)を見る
④ ボリュームと来院意図のありそうな関連KWを選定する
 (Who, When, Where, What(症状)に対し、OPQRSTのフレームを活用)
   ※ボリューム数百以上くらいでフィルタする
⑤ 記事作成する

※ラッコ株式会社 ラッコキーワード
https://rakkokeyword.com/

昨今、美容等の自由診療の領域はもちろん、保険診療においても都市部のクリニックを中心に、web集患は基本施策に位置付けられています。ホームページをつくることは新規開業クリニックではほぼ行われていますが、web集患の対策までは必ずしも必須ではないという位置付けで、まだ実施していないクリニックもあると思います。

地域の競合クリニックが行なっている場合、ただホームページを作るだけでは立ち行かなくなる時代が来る可能性が保険診療の領域でも起こりえます。過度に対策する必要はありませんが基本的な考え方を理解し、地域の方々への認知をwebという手段で広げていくことは必須だと筆者は考えています。

弊社では、先生方のクリニックのWebにおける集患を支援するBuzz Medicalというサービスを立ち上げました。

HP制作やリニューアル、SEO対策、MEO対策、Google広告代行など、様々なWeb集患のお手伝いをしております。

ぜひ一度、お問い合わせください!

検索順位を引き上げる(SEO)キーワード戦略の考え方、進め方について解説

開業医としてクリニックを運営していく立場になり、医師としてよい医療を提供することはもちろん重要ですが、経営者として自院の経営を見ることも非常に大切です。

特に開業前から開業初期にかけては、地域に自院を認知してもらい、患者さんに来てもらう人数を増やしていくこと(集患)が最重要課題だと思います。

集患に限らず、開業医の先生は、診療以外に労務や人事、経理、広告など業務の範囲が非常に多岐にわたります。

とりわけ昨今はWeb上にHP(ホームページ)を制作しクリニックを紹介しながら患者さんの認知獲得が求められます。ただ、Webの集患は専門性も高く、自身で進める先生は少ないのではないでしょうか。

そこで弊社では、診療と経営を両立させるため、また先生の想いを発信できるようにすることを目的としたクリニック専門のWebマーケティングサービス(BUZZ Medical)を立ち上げました。

多くの先生はWeb集患は専門業者に丸投げだと思いますし、先生自身がWeb集患の専門性を高める必要はないと思いますが、その枠組みを少しでも理解しながら業者に依頼した方がより高い効果が得られると考えています。

また昨今、美容等の自由診療の領域はもちろん、保険診療においても都市部のクリニックを中心に、web集患は基本施策に位置付けられています。

ホームページをつくることは新規開業クリニックではほぼ行われていますが、web集患の対策までは必ずしも必須ではないという位置付けで、まだ実施していないクリニックもあると思います。地域の競合クリニックが行なっている場合、ただホームページを作るだけでは立ち行かなくなる時代が来る可能性が保険診療の領域でも起こりえます。

過度に対策する必要はありませんが基本的な考え方を理解し、地域の方々への認知をwebという手段で広げていくことは必須だと筆者は考えています。

その基本的な考え方を理解する意味でも、この”お役立ち情報”では専門用語の解説やWeb専門業者が何のために何を行っているのかをわかりやすくご説明したいと思っています。

本記事では、SEOと呼ばれるWebでキーワードを検索した際に表示される順位について、その対策の考え方、進め方について解説したいと思います。

この記事の著者:新井貴博

株式会社パドルシップ 代表取締役
京都大学卒、京都大学大学院修了
総合電機の技術職、日系コンサルティング会社で新事業企画、ベンチャー支援等の経験を経て、2023年に株式会社パドルシップを設立。江戸川区のクリニック立上や戦略立案、集患を経験し、現在も経営に参画。

検索順位とは

まず、検索順位やSEOという考え方について簡単にご説明します。

検索順位とは、インターネット上で検索する際、特定のキーワードの検索結果において各Webサイトが表示される並び順のことです。GoogleやYahoo等の検索エンジンが各キーワードに対し、最も適切な答えが記載されたWebページだと判断した順に並びます。

一般的に、上位に表示されるほど多くの人の目に留まります。また、検索する人の使用するデバイス、年齢層等のユーザーデータ、検索の日付など、多岐にわたる要素を総合して順位が決定されています。

ちなみに、検索順位とクリック率(=「ユーザーがクリックした回数」÷「検索した際に表示された回数」)の関係は、2024年のデータ※では、1位:39.8%、2位:18.7%、3位:10.2%、4位:7.2%、5位:5.1%、6位:4.4%、7位:3.0%、8位:2.1%、9位:1.9%、10位:1.6%となっています。

検索画面の1ページあたり10位まで表示され、5位以下だと5%を切る、つまり100人検索して5人しか自身のWebサイトに訪れないということです。

この順位が各検索キーワードごとに決まっており、各Webサイトは自身のWebサイトに訪れるようにするために、狙いたいキーワードごとに人の目に留まるよう、この検索順位を競っているということです。

※引用元:Firstpagesage
https://firstpagesage.com/reports/google-click-through-rates-ctrs-by-ranking-position/

SEOとは

次にSEOという言葉があります。SEOとはSearch Engine Optimizationの頭文字ですが、日本語にすると検索エンジン最適化ということです。簡単に言い換えると、Gooogle等の検索エンジンにおいて自身のサイトの検索順位を上位に表示させるように対策することをSEO、あるいはSEO対策と言います。

上記でご説明したように、各Webサイトは各キーワードごとに自身のWebサイトが上位に表示されるように競っています。特に都市部のクリニックや美容等の自由診療の領域では、このSEO対策を行っているところが多数あり、集患対策の基本となっています。

自身のクリニックのHP(ホームページ)を作っただけでは、検索順位が他院の方が上位に表示され、せっかく良いHPを作っても訪れる患者さんは少数になってしまいます。

適切にSEO対策を実行し、少なくとも自分のクリニックの特徴を示すキーワードは上位が取れるようにしておくことは特に開業初期の段階では最重要だと筆者は考えています。

SEO対策の具体的な方法

ここまでが用語の説明ですが、具体的に”SEO対策をする”とはどういうことかをご説明します。

Googleなどの検索エンジンはロボットが毎日すべてのWebサイトを見に来ています。その一つの目的は、先述の通り検索したユーザーに対して適切な答えが記載されたページを上位に表示させるためにすべてのページで答えがどのように書かれているかを見ることです。

検索上位に表示するためのロジックは様々な要素が絡むため一義的に決まるものではありませんが、少なくともテキストデータを見に来ています。

つまり、自身のWebサイトに記事を入稿する(テキストデータをインプットする)ことが重要ということです。その記事には、あるキーワードで検索したユーザーに対して、答えを書くことが求められているため、理想的には自身の狙いたいキーワードごとに1つ記事を書くということをやっていきます。これが基本的なSEO対策になります。

検索順位を決めるロジックではないと言われていますが、Googleがサイトの品質を評価する基準は公表されていますので、詳細を確認されたい方はこちらをご確認ください。

※参考 General Guidelines(Google検索品質評価ガイドライン)https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

E-E-A-T
E:Experience  【経験】 例:治療実績や、先生の経験談やノウハウの共有
E:Expertise    【専門性】例:疾患、傷病に関しての詳細説明
A:Authoritativeness 【権威性】例:論文の引用や病院、公的機関からの紹介(被リンク)
T:Trust 【信頼性】例:先生の経歴紹介、口コミ

SEO対策の基本となるキーワード戦略のポイント

ここまでのご説明の通り、SEO対策では、どのキーワードで上位を目指すかという、いわゆるキーワード戦略が肝になります。ここではそのポイントについてご説明します。

キーワード戦略の前提

まず、大前提として、クリニックのSEO対策では、通常、店舗型のビジネス形態になりますので、基本的には特定キーワード(症状、病名、診療科など)×地域名でSEO対策を考えます。

「発熱 江戸川区」、「内科 二子玉川」、「睡眠時無呼吸症候群 渋谷」などです。
ここでもう一つ前提をご紹介します。一般的に、言葉には意味の包含関係があります。

内科や循環器内科などの意味の幅が広いキーワード(Bigワード)は一般的にユーザーが検索する数も多く、対策する競合も多くなり、SEO対策の難易度としては高くなる傾向があります。

難易度の高いキーワードを対策する場合、その言葉を構成する細かいキーワード(smallワード)を対策していくと、Bigワードの検索順位も相関して上位に上がります。

地域名で考えるとわかりやすいです。二子玉川 < 世田谷区 < 東京都など、地域名にも包含関係があります。包含関係の大きい方が、検索ユーザー数や競合数が多くなるイメージがつきやすいと思いますが、二子玉川にある内科のクリニックがいきなり「東京都」の対策をするのは難易度が高いということです。

この場合、「内科 二子玉川」を対策し、次に「内科 世田谷区」、そして「内科 東京」を対策(そこまで対策する必要があるかは別議論)していきます。

一方、症状、病名、診療科などの特定キーワードは、言葉の認知度によって必ずしも包含関係では説明がつかない場合もありますが、考え方としては同様です。

”症状”でいうと、内科>循環器内科>胸痛、動悸、息切れ、むくみ、不整脈などの関係があると考えられますので、「胸が痛い 二子玉川」「動悸 二子玉川」を対策していくと、「循環器内科 二子玉川」が対策されるということです。

最初は飛び石で考える

では、特定キーワードをどのように決めるかですが、まずは内科、整形外科、循環器内科など、地域における診療科の検索順位を上げることを考えます。

診療科名そのものは、クリニックのHPには必ずと言って良いほど診療科の説明文がありますし、検索するユーザーの数も多いためBigワードという枠組みに入ると考えられます。

つまり、先述の通り、診療科名、例えば”内科”を対策するためには、”内科”を構成するSmallワードを対策していくことになります。具体的には、内科系の「症状」、内科系の「疾患名」を対策します。

ここでポイントになるのが、対策するキーワードの優先順位です。対策するには基本的にはそのキーワードに対して1本記事を書くことになりますので、現実的にすべてのキ―ワードを対策することはリソースの関係上、難しいです。

また、1つのKWに対して記事を入稿し検索順位が上がってくるのが、1~3ヶ月程度かかるため、どうしても優先順位を設定する必要があります。

では、優先順位の考え方ですが、筆者は飛び石的に記事を入稿することが良いと考えております。

「飛び石的に」とは、「キーワードの意味合いや検索する患者さん層が被らないようなキーワードを設定すること」と筆者は考えており、記事を入稿し始めのHPでは、このように順番を設定するのが最も効果的だと考えています。

内科系の記事を入稿するならば、「動悸」⇒「胸痛」⇒「息切れ」⇒・・・と対策するよりも、「動悸」⇒「糖尿病」⇒「喘息」⇒・・・と対策した方が、早く色んな患者さんに自分のHPを見てもらう確率が上がるということです。

要するに、以下に気を付けながら、最初は患者さん層が被らないように意識することで、優先順位をつけるようにしましょう。

①多くの患者さんが検索するキーワードを選ぶこと = 検索ボリューム
②先生が書きやすいキーワードであること     = 専門性、権威性
③クリニックとして集めたい患者さん層であること = 開業の想い、収益性

最初はこの考え方で優先順位をつけ、対策をしていきますが、記事がある程度蓄積した際の考え方については、別の記事でご紹介したいと思います。

まとめ

本記事では、検索順位、SEOなど基本的な用語の解説や、SEO対策の肝となるキーワード戦略の考え方についてご紹介しました。

ご自身でもWeb検索を日々行っていることだと思いますが、自身のHPを持ち、多くの人にHPを訪れてもらいたい場合、検索される順位を競わなければなりません。

検索順位を上げるためには、検索されるキーワードに対して自身のHPが答えとなる必要があり、答えとなっていれば検索順位が上がるというロジックをGoogle等の検索エンジンは構築しています。具体的に対策する手段としてはHPにテキスト情報をインプットする、つまり記事を執筆し入稿することが求められます。

ですので、患者さんが検索するキーワードのどれに着目し対策すべきかを検討し、対策の優先順位を決めていくことがキーワード戦略と言えるのではないでしょうか。

そのキーワード戦略の考え方は、最初はキーワードを飛び石で選ぶことをおすすめします。

検索するユーザー数(=検索ボリューム)が比較的多いキーワードを選び、患者さん層があまり被らないようにすることで、様々な方のクリニックの認知度を効率的に高める方法として良いと考えています。業者とやり取りする際に、ぜひ参考にされてはいかがでしょうか。

昨今、美容等の自由診療の領域はもちろん、保険診療においても都市部のクリニックを中心に、web集患は基本施策に位置付けられています。

ホームページをつくることは新規開業クリニックではほぼ行われていますが、web集患の対策までは必ずしも必須ではないという位置付けで、まだ実施していないクリニックもあると思います。地域の競合クリニックが行なっている場合、ただホームページを作るだけでは立ち行かなくなる時代が来る可能性が保険診療の領域でも起こりえます。

過度に対策する必要はありませんが基本的な考え方を理解し、地域の方々への認知をwebという手段で広げていくことは必須だと筆者は考えています。

弊社では、先生方のクリニックのWebにおける集患を支援するBuzz Medicalというサービスを立ち上げました。
HP制作やリニューアル、SEO対策、MEO対策、Google広告代行など、様々なWeb集患のお手伝いをしております。ぜひ一度、お問い合わせください!